「旅」というには、ちょっとおこがましいのです。旅というのはこう、何か崇高な目的というのがあって旅な訳で。例えばそれは、恋人を亡くしたOLによる恐山イタコツアーであったり。あるいはそれは、独り身の童貞三十路による亀頭包皮炎治療の為の禁欲旅行であったり。目的のある旅はただ、それだけで高潔な行為なのです。って言っとかないと、一応。適当に北上しつつ、ついに下関の海峡超えて本州来ちゃった理由をムリヤリでもこじつけねばならないのです。とりあえず、周りには出雲大社に参拝してくる体にはなってるけども、実のところ、とりあえず北上したかった、何となく。ただそれだけ。本当にそれだけ過ぎて困る。出発は24日午後3時。で今、25日午前1時、山口県の王司PAにて車内泊準備中。何をやっているんだ俺。下関くんだりで。そうだ、テーマだ。この出雲大社参拝旅行のテーマを決めよう。………。「実存主義とカーナビ」………。寝る。高速道路うるせー。